定職に就かないひきこもりの苛立ちを払拭する通常ルートから逸れた考え方とは

定職に就かないひきこもりの苛立ちを払拭する通常ルートから逸れた考えとは

現在、旧ブログ記事サルベージ中です。
画像は適宜なおしていきます。

やりたい事がない方(とくに若者)に対して上から目線で
説教しても許される風潮がはびこっている日本。
でも、やりたい事がないのは利点でもあります。
こだわり・プライドに惑わされず選択できる目を持っているからです。

ひきこもり初期にある苛立ち

定職に就かないひきこもりの苛立ちを払拭する通常ルートから逸れた考えとは

常識にとらわれた国

僕は長いあいだ、なにもやる気がせずひきこもっているニート状態でした。
諦観を抱いて暗くなりがち、外部からの反応も極端に薄くなります。
けれど、まだマシな精神状態とも言えました。

なぜなら、その段階へ到達するまえに怒りが胸中を巡る日々だったからです。

どうしてこんな状況になったんだ。せめて母が病気ではなく、父親がちゃんと
働いている家庭に生まれていれば!出てくるのは怨嗟の声。
本格的なひきこり、ニート状態へ突入するまえの通過儀礼みたいなものです。
怒りっぽくなり、些細なことでもイラつきます。
さらに、家族はみんな短気ですから家庭内は怒号が響きっぱなし。
貧乏家庭によくある家庭不和。僕が金をせびる父と母を仲裁したり、
家事をこなしたり、いろいろ我慢してなんとか持っている家庭でした。
なので、ストッパー役の僕がひきこもったからもう滅茶苦茶。

なぜだか息がつまり、目がチカチカする症状もでてしまいました。

それでも状況はよくならず、別れたはずの父親は家に来て酒を飲む日々。
その頃にはもう、「僕の人生こんなもの」と諦観を覚え、
万年敷きっぱなしの布団で過ごす毎日。

やりたい事なんてないし、あったとしても財布に百円玉も残っていない。
おまけに代々貧乏の家系です。高校生時代は僕が働いてやっと生活できて
いたほどの家計です。脱出口がどこにもない。

でも、ある思考を知ってからは救われた気持ちになり、
どこへ向ければよいのか分からない怒りも幾ばくかはおさまりました。

それは職業を一個の商売とみなすもの。ひとつの職業を必要以上に
尊び、仕事は長く続けなければならないという常識をふっとばす思考です。

職業は単なる手段である

「職人」と呼ばれる人たちが、一つの専門の能力を高めることを追従する
のに対し、私にとって、職業は単に楽しむためと儲けるための手段だ。
でも、その儲けを最大にすることを考え出すには、職人以上の知恵が必要に
なってくる。

天野雅博,(2010),「貧乏は完治する病気」,あさ出版 p.81

引用部分が記されている項は「自分の付加価値をどのように高めるか」
です。そのため本来の趣旨は付加価値の付け方、捉え方に述べているので
すが、別の考えも抜け出せます。注目して欲しいのが、
「職業は単に楽しむためと儲けるための手段」。

通常、几帳面・真面目であるといわれる日本人にとってこの考えは
合いません。

上には習うべきと徹底的に教え込まれる学校教育を受けて来ている
ほとんどの日本人には合わないでしょう。組織に所属して長く勤めている
方ならばなおのこと。

でも社会の通常ルートから外れたひきこもり・ニートであった僕には
なるほど、と思えたのです。
堅い仕事をしていたのならこう憤慨していたはずです。
「なんて不謹慎な考えだ!仕事に対しての誠意がない!」

ひとつの職業に縛られない生き方

社会人はサラリーマンという一般的感覚
学校でも親からも学べない考えに衝撃を受けた僕がした事。
まず、寝ました。ひきこもりはそういうものです。すぐに行動に移せない。
けれど、頭の片隅には起業という選択肢が浮かんでいました。
それも起業した職業に縛られない考え、つまり「稼ぐこと楽しむこと」を
職業とする生き方です。このように考えを持つようになると僕の怒りが
徐々に消化されているのに気付きました。

ひとつの職業に就いたら長く勤めるのが常識であり、
時流にあっていなくとも噛り付き技能を高める。継続していく。
日本人に受け継がれている常識ですね。
だからこそ、老舗が多く職人が尊ばれているのでしょう。
しかし、これからの時代には非常識とされる可能性もあります。
社会のレールからはずれ、会社に就職できない方から見れば
死に行く考えです。でも、視点を変えるだけで救われる可能性だって
あります。ひきこもりでやりたい仕事もない僕にとってはそうでした。

仕事はあくまで手段。稼ぐことを職業とする

日本人が実態以上に尊ぶ職業を一個の手段におとしこみ、包括し、
俯瞰する立ち場になる。いわゆる経営者の視点です。
手段だからといって仕事を軽視するわけではありません。
軽視するのではなくこだわりを捨てるのです。

仕事を尊重し過ぎるとこだわりが発生します。
そのこだわりは利点ともなりますが、欠点にもなりえます。

あまりにも重視しすぎると、顧客側からすればなんてことはない部分で
あるのに、自分の納得のためだけに利益とならない行為をとってしまいます。

こだわりを持ちつづけ、仕事に活かせる身分の方はとても少ない。
一定の給与が保障される身分ならばいいけれど、そうでない方で
あれば避けるべきです。

廃業率?関係ないね。

ながく組織に属した大人たちは訴えます。国・人に対しての奉仕をするべきだ、と。就職活動をしている方ならば身に染みしいるはずだと思います。
組織人ならば建前としてでも「大義名分」が必要であることを。

組織に浸かっている方がお約束のように起業希望者に言うのが
倒産率の話です。

創業後3年以内の廃業率は70%というデータです。
法人でさえこれですから個人の自営業主ならばもっとひどい。

>細かく見ると個人事業では開業1年後の生存率は62.3%
(大増税時代:個人事業主が語る、独立する人が知っておくべき会計経理  – 誠 Biz.ID)

数十人もの従業員を抱える企業ならば倒産したら一大事でしょう。
けれども個人ならば被害はすくないです。
廃業するのが当然なんです。
そうです、発想を変えると別に廃業は怖くありません。
今回駄目であったのならばまた、事業を起こせばいいだけです。

こだわりを捨てられるから次へいける

「俺は絶対カフェで成功する!」やる気に満ち溢れている方がいます。
でも、成功するとは断言できません。
いくら熱意があってもうまくいかない時があるからです。

しかし、こだわりを持たない方ならばここで飲食店という
枠内に止まらず、つぎの事業へ目を向けます。
頑張ってもうまく行かなければ次へ、次への繰り返しです。
職業を固定し、変にプライドをもってしまうと足踏みするだけの
人生になってしまいます。

ひとつの職業にのめり込めない、やりたい事がなくても戦える思考法

僕がイラついていたのは日本社会世が押し勧める基本構造が原因でした。
組織に属するべき、職に就かない人間は駄目人間。
従事するものはその職業に「必要」以上の誇りをもつべきと。

アホらしくなってきます。だけどひきこもり・ニートにとっては
かなり痛い。
「僕もなにか熱中できて誇りをもてる仕事がしたい」
「でも、なにもない」落ち込んだあとは自分に対する怒りが湧き起こります。

別に無理に誇りのある、やりがいのある仕事をみつける必要なんてないのに。

簡単に思えばいいんです。生きるためにはお金が必要。だけど生業がない。
だったら「お金を稼ぐのを職業とすればいい」つまり起業家になればいい。
いや、起業家なんて単語に縛られなくてもいい。自分にとって必要だと
思う分だけ稼げれば。

コーチングやセミナーに向かうまえにして欲しいこと

コーチングやセミナーに向かうまえにして欲しいこと
今回引用した「貧乏は完治する病気」はどうにも突破口が見出せないときに衝動的に本屋で購入した本です。最初はネットで検索し、レビューを参考に
しましたが、実際に本屋へ行き立ち読みした途端すぐに手にとりレジへ
直行していました。所持金2千円。貯金なし。小遣いなしの状況で
購入したのです。ブックオフへ行き中古価格になっているのを探す
時間ももどかしかったからです。著作者の経歴関係なく、これは
自分を導くものであると直感したからです。いままでどの書籍でも
感じなかったのも関わらず。

自分にあった戦い方は自分にしか分からない

1回数万円のコーチングやバックエンド商品を売りつけられるのが
分かっているセミナーなんて行かなくてもいいんです。
あなたが救われるきっかけを生む考え方は書籍やネットに転がっています。

詐欺師の心に食い込むヤリのような攻撃よりも
心に矢が直撃したような感覚を大事にするべきです。

コーチングが流行っているようですが、向こうも商売であるので
ある程度システム化して、流れ作業のように処理していることでしょう。
人気がある業者ならばなおさらです。自分が担当せずに、
外注者に返信させるのは常套手段ですからね。対面形式ならいざ知らず、
ネットだけであるのならば機械的に処理されます。

すべてとは断言できません。
しかし、マニュアルがないようにみえてあるのがコーチング・カウンセリング業です。

だからこそ高額でも申し込む方が絶えません。
でも、具体的な解決方法は知りえませんし、あなたが全面的に
納得できる答えを用意できないでしょう。

だってあなたの内面はあなたにしか分からないからです。

おわりに

「やりたい事を見つけ就職するべき」と、脅迫する考えとは別の
考えをおぼえたために僕はどこからくるとも知れないイラ立ちから
逃れることができました。いま、なにをしたらよいか分からず、
焦燥感に似た怒りを覚えているひきこもりやニートの方に勧めたいのが
視点の変更です。立ち位置を変えるとも言えます。

職業人がだめならば職業を手段とする起業家・経営者としての
生き方がある、と知らせたいです。変にこだわりがない分、
利益度外視の行動はとる可能性が低く、思考も柔軟なはずです。

やりたい事がない、プライドがないのは利点でもあると分かって
頂けたでしょうか。
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