自分にあった情報を探すコツは発信者を見切ることにあった

雨傘

あぁ、マスターはホモではありませぬ

僕は今、渋谷のお洒落な喫茶店で、珈琲を飲んでいる。
半地下にあるため薄暗い店内。
しかし、それが人との距離を適度に保っているのか
人付き合いが苦手な僕は妙に安心するのだ。

店内のBGMも最近のJPOPではなくどこかで
聞いたかのようなクラシックが穏やかにながれている。
悪くない。ただ、難点をあげるとすれば座っている
ウッドチェアだ。回転率を高めるためなのか座り心地が悪い。
ラーメン屋かファストフード店と勘違いしているのではないの
だろうか?人を待っている身からすると非常に辛い。

腕時計を見ると入店してから 1時間も経っている。
約束をしていたはずの彼女はまだ来ない。
カウンター近くにあるテレビをみやると
ニュースで「ゲリラ豪雨が~」と女性キャスターが
真剣な表情で喋っている。

なるほど、彼女も遅れるわけだ。

女性キャスターは今後の天気についても
説明しだした。またもや真剣な顔で。

たしかに交通機関に支障はきたすかもしれないだろう。
けれど天気の荒れくらいでそこまで深刻な表情を
しなくても良いだろうとおもってしまう。

男性キャスターも同調し、口を結び真剣な顔をして頷いている。
そのやりとりを見て、妙におかしくなり笑ってしまった。

「はははっ」と、にやけていると給仕しているマスターに
睨まれた。あぶないあぶない。
いつもながら自分の笑いのツボが分からない。

必死に笑いをこらえていると、
「チリリーーン」と音がした。

ドアチャイムの音だ。
入り口をみると彼女が居た。

「大丈夫だった?傘はもってきているの?」

彼女の身を案じて質問すると彼女はバッグから
折り畳み傘をとりだした。

ずっとまえに僕が買ってあげた傘だ。
デザイン重視の代物で、生地面積は少ない。
小雨だったとしても肩や背中が濡れてしまうだろう。

でも彼女を見てもどこも濡れていない。
髪も肩も背中も…。おかしい。
なんで靴までも濡れていないんだ?

雨の路地をあるけば靴底は必ず濡れるはずだ。
彼女の足元にある足ふきマットを見てもどこも
湿ってはいない。

彼女の家からこの喫茶店まで来るのには
必ず屋外を移動するはずだ。
よって靴底は濡れる。

どういうことだ?

「タクシーで来たの?」と訪ねると彼女は
「徒歩で来た」と答えるだけ。

ふと、視線を感じた。
店内を見渡すとマスターがこちらをみてニヤニヤ笑みを
浮かべている。

なんだろう。なにかがおかしい。

答えは記事末にあります。

ヒント:彼女は元々お店の中にいたわけではありません。
ヒント2:彼女は二次元の存在ではありません。
ヒント3:オンラインゲーム内の出来事ではありません。
ヒント4:彼女は嘘をついていません。
ヒント5:マスターは男性です。
ヒント6:彼女は替えの靴を持っていません。

事実ではあるが、正確ではない「元手ゼロでもできる!」記事

情報を収集するときに理解しておいて欲しい「起業ブログ」の
読み方を稚拙ながら説明させていただきます。

起業系ブログによくあるスタートアップ(起業)記事。
タイトルはアクセス数を稼ぐために「資金なし」「元手ゼロ」
枕詞にしているのが特徴です。

  • 「元手ゼロから起業して稼ぐ方法」
  • 「元手ゼロからイチにする方法」
  • 「金なし・コネなし・キャリアなしの俺がゼロから起業して稼ぐ方法」
  • 「お金がないあなたにもできる! パソコン1台で月○○稼ぐ方法」

でも、これらの記事を叙述トリックに惑わされずに読むと
頭をかしげるでしょう。

「あれ?結局まとまったお金必要なんじゃないの?」ってね。

とあるブログでは「元手ゼロからの起業を解説する」と書いてあるのに
結局、オークション落ちでした。
補足:オークション落ちとは文末に
「オークションで身の回りの不用品を売りましょう」で締めること。
入会金・会員費や本人確認書類を送付する手数料はささいな
金額としてカウントしない。読者から突っ込まれても

「ゼロから稼げますので数百円の出費は些事でしょう」
で対応。

また、違うブログでは会社の物品を持ち出して
レンタル業を立ち上げましょうと来た。
許可さえ得られれば良い考えです。
でも、集客はヤフオクのレンタルカテゴリを
お勧めしていたのでやはりゼロ円とはいきません。
ヤフオクに出品するにはYahoo!プレミアム会員に
ならないといけませんから費用がかかりますからね。

その他、稼ぐ系・副業系ブログを巡るって行くと、
定番のアフィリエイトやRMTの記事が大半をしめます。

しかし、確かに元手ゼロ円だと感心した方法があります。
「妻にECサイトを開業してもらう。妻を応援して繁盛店にする。
会社設立。妻に副社長にしていただく」

反論できません。確かに夫である自分自身が 1 円も持たずとも
達成できる可能性があるのですから。理論上は。

とんちが効いた記事もありましたよ。
タイトルをそのまま掲載できませんので架空のタイトルです。
例:「手元にお金がなくともネットショップを開業して儲ける方法」
ノウハウ:口座からお金を出してネットショップ運営費に充てる。

なるほど。なるほど・・・。

立ち場が違うと見え方が違う

なぜこのような事態になるのか?
それは「どこまでか金なし、元手ゼロの線引きがあいまいだからです」

では、どこまでが元手ゼロの範囲なのか。
これは書き手の立ち場・経歴に依存します。
運営者によっても異なるということですね。
つまり「発信者」によって違う。

起業経験がなく、現会社員である人にとって
「ほぼ資金なし」と考えてしまう金額は 300万円。
どうして?→起業するのは経営者になると考えが硬直しているから。
オフィスを構えて社員を雇うのがあたりまえだと思っているからです。

起業経験があるが、在籍していた会社から顧客や仕事をまわして
もらっている人にとっては 50~100 万円。
どうして?→下請けになるため、信用を得るために法人化。
または環境整備のため。会社から独立したフリーランサータイプ。
-ゼロからの起業者ではない点に注意。

就職経験もなくアフィリエイトで起業した方にとっては 5千円。
どうして?→ドメイン・サーバー代金から算出。

立ち場・身分・周辺環境でてんでバラバラなんです。

また、出発点を変えるだけでも叙述トリックが発生してしまいます。
在庫を仕入れてあとは店頭に並べて売り出すだけの状況にある、
店主にこう言えばよいのです。
「ゼロ円で稼ぐ方法を教えてあげる。バックヤードの商品を店頭に並べるんだ」

稼ぎ系記事は「誰を対象としているか」を推測して読むべし

会社を利用して費用ゼロ円で稼ぐ方法があったとしても
現在ひきこもりや無職の方にはゼロ円で稼ぐ方法では
なくなってしまいますよね。

でも、そのような自分には適用できない方法論をみつけても
詐欺だ嘘だと騒いではいけないです。
ブログ運営者がどのような層に向けて記事を書いたのかを
推測できなかった責があなたにもある「かも」知れないのですから。

ほとんどのブログは発信者である自分の得になるように書いている
ものです。誘導しています。

アフィリエイト広告が貼ってある。
高額塾への参加を促す。
セミナーへの出席を促す。
情報商材を勧める。
メールマガジンへの登録を促す。など。

自分の利益になるように誘導していきます。
でも悪いことではありませんよね。
時間をかけて積み上げてきたノウハウや情報を
開示しているんですから。彼らも決して少なくない
時間を注ぎ込んで記事を書いているんです。
ただし、読者かれらの「カモ」にならないように
注意しなければなりません。
あえて誤認させるように文章を書く輩はごまんと存在しますので。
そしてそのような輩は稼いでいます。
誰かがカモになってくれるからです。

社会人と非社会人の言い分

社会人や会社から独立した方から見ればこうです。
「起業というものはフツー立ち上げるだけで数百万かかるもんだ、
10~20 万円程度でできるならば ほぼ元手ゼロだろうがっ!」

僕のような貧乏で社会人経験に乏しい方はこう言い返すかもしれません。
「元手ゼロっつったら1円もないってことだろっ!」
※パソコン・接続料・電気代のぞいて

どちらも正しいです。
ただ、読者に混乱を招く原因があるとした運営者の
責任かもしれませんね。

ブログ運営者は、誰に、どのような層に向けた記事だと明記する必要はありません。
しかし、「自分の方法論が誰にでも当てはまる」と考えて記事を作成し、
誤解を招くような伝え方をする運営者は問題です。

起業系記事は宣伝のためにもよくネタにされます。
なので、IT企業に勤めているデザイナーや
ノマドを自称する方、SEO業者の方々がよく書いております。
彼らは社員であったり元社員です。
読者を納得させられる記事を書き、またはブログ運営を任されている
ほどですので優秀な方たちです。
スキルも金も実績もない僕のような人間にとっては参考になりにくいのです。

自分に適用できない記事を回避するには「大元を見る(読む)」のが
最良策だと思います。まずはプロフィールを確認して、あまりにも
自分と立ち場・身分がかけ離れている場合であれば「読まない」選択を
するのも処世術のひとつです。

では、どのような発信者から情報を得るべきか?

叙述トリックを駆使して「誤認」させ、期待をあおる発信者。
彼(又は彼女)らに踊らされても文句は言えないかもしれせん。
なぜなら彼らは情報をちりばめているからです。
自分の正体につながる情報を。

前記事で「情報の親和性」を話させていただきました。
それにならうだけで自分にあった情報が得られます。

どういうことか?
プロフィール欄や自己紹介記事をじっくりと読み込み、
事実だけを抽出し、自分の生い立ち・境遇・知能・周辺人物のレベルなどを
比較すればいいだけ。それで自分に近い人物であれば自分に合う情報を
持っている可能性が高くなります。

僕の場合、以下のようなワードが自己紹介文で並んでいる
ブログは即効で閉じます。

・有名大学卒業+アルバイト経験なし(又は長期休暇だけバイト)
・親が経営者
・事業を引き継いだ2代目・3代目
・富裕層出身者
・体育会系
・中高年以上の社長ブログ

これだけです。これだけでもかなり見るべきブログが絞られます。
なんで上記項目に該当するブログを見ないか?
それは僕が「貧困家庭出身」であり、親がブルーカラーである。
また、大学中退者で虚弱体質であるからです。

有名大学を卒業してアルバイト経験がない、
これだけでもう人物像がおおまかにつかめてしまいますよね?
つまりボンボンです。もともと有名大学に進学できるということは
高水準の文化資本を継承しているわけです。
高水準の文化資本を継承させるのは身近な人物である両親。
両親がそれだけの文化資本を持っているのであれば貧困層の
可能性は低く、中流層以上の人間であると推定できます。
いちいち僕が説明しなくてもデータとしてでてます。
親がホワイトカラーで裕福な家庭の子ほど大学進学率が高いと。
それでいてアルバイト経験がないってんだからもうこれは
リーチ。僕にとってすぐに活用できる親和性の高い情報を
持っている可能性は低い発信者だと予想がつきます。

情報過多な時代なので、いかに自分にそぐわない情報を
捨てるかが重要だとおもいます。
「文書開拓」といって手当たり次第に関連事項を
調べるタイプもおりますが、僕は体力ないので捨てるタイプです。
いや、違うかかな。最初から無駄なものは拾わないタイプですね。

僕は数年間稼げない期間ずっと情報収集に徹していました。
毎日起きてから寝るまで。
社会で成功をおさめた有名人からアフィリエイトで生活しているという
元ひきこもりの方のブログも読み漁っていたんです。
でも、稼げませんでした。なんでかというと、無駄な情報ばかり
拾って有益な情報を拾わなかったから。
そして行動しなかったからです。
現在は価値観の変化や流れ、さまざまな制度(システム)の変更が
めまぐるしい時代です。
一昔前の情報はいらないんですよ。
普遍的な事柄は大事ですが、そんなものは書籍でいくらでも
学べます。古典であれば人々が精査し、出版社の人間が校正して
くれています。年を召された社長の言葉なんかいりません。
結局精神論しかいえませんから。
なぜって社会的身分がありますし、考えが硬直しまくっているからです。

だからこそ、捨てるのが大事。
真面目に言い子ぶってどんな人の言葉でも素直にうんうん頷いて
認めていたらそいつらのカモになるだけです。

入手するより捨てることを意識すれば意外と道が拓けるかもしれませんよ。

まとめ

発信者と自分との生い立ちや属性を比較検討する。
親和性が低いとおもわれる情報源はばっさり切り捨てる。
叙述トリックに惑わされない。

答え:雨は最初から降っていなかった。
僕(彼氏)は中途半端にニュースを聞いていたので、
「ゲリラ豪雨」の対象地域が渋谷だと勘違いしていた。

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